ねえねえ、ぴぃきち君。カシューナッツは好き?
あったりまえよ!オレの好物やで!
カシューナッツはそのまま食べてもおいしいし、料理とかスイーツづくりにもよく使われている人気のナッツだよ。そういえば、カシューナッツがどんな風に木に生るか、知ってる?
なんやそれ、知らん!
ボクらが普段目にしているナッツは、収穫された後の姿だもんね。
ナッツっていっても、種類がいっぱいあるでしょ?生り方にも色々特徴があるんだよ。まずは、みんながよく知ってるナッツを見てみようか。
<ヘーゼルナッツの実>
ヘーゼルナッツは、カバノキ科の果実です。実の外側が非常に固くなっており「堅果」と呼ばれます。
どんぐりみたいやな!
よく似ているけど、どんぐりよりも少し大きくて、お菓子によく使われるナッツだね。ヘーゼルナッツのアイスクリームなんか、ボク大好きなんだ!ほっぺが落ちるほどおいしいよね。じゅる。
<アーモンドの花と実>
アーモンドはバラ科に属する木の実の種。桃のように、果肉の中心に堅い種があり、その中にある「仁(じん)」という部分を食べます。日本でも小豆島などで栽培がされています。クルミやペカンがこれと同じ生り方をします。
なんやこれ!桜やないか!
桜によく似ているけど、これはみんなが大好きなアーモンドの花だよ。キレイでしょ。
はーっ、よう似てるな。そっくりさんや。
実が熟して、中からアーモンドの種が見えてきたら、「シェイカー」っていう機械で木を揺らして収穫するらしいよ。すごい勢いでアーモンドが落ちてくるから「アーモンドシャワー」って呼ばれているそうだよ。
あんな堅い種が降ってきたら、大変や!オレの大事な羽に傷がつくわ!
さあ、次はお待ちかねのカシューナッツです!
<カシューナットノキの実と種>
カシューナッツは、南米原産の「カシューナットノキ」と呼ばれる木になり、普段食べているのは、種子の部分です。カシューナッツの形にちなみ、日本では「勾玉(まがたま)の木」とも呼ばれています。
カシュー・アップルというリンゴによく似た果肉部分の先に生っているのがカシューナッツ。日本ではなかなか目にする機会がありませんが、カシュー・アップルも食用としてジュースやジャムなどの加工品に利用されています。
なにこれ!ウケるわー!クッククッククック。
カシューナッツは日本で栽培されてないから、見る機会があまりないけど、初めて見た人は、ビックリするだろうねェ。
日本で栽培したら、一躍人気者になれそうやな。クッククック、金の匂いがするでえ。
オレ、カシューナッツ王国を作る!
ダメなんだよ、ぴぃきち君。カシューナットノキはね、熱帯地域で育つ木だそうだから、日本の気候で育てるのは難しいんじゃないかな…。残念だけど、王国はあきらめて。
な、なんやて!
普段食べているナッツの意外な姿を知ると、ますますナッツが好きになるでしょ。
他のナッツのことも調べてみたら、何か発見があるかもしれないよ。
よおし、珍しいナッツの木を見つけて、お金持ちになるでえ!
つづく